ウェル ドレッシング(井戸祭り)の季節が近づいています。
ウェル、とは井戸の事です。ドレッシングとはこの場合、飾りをつけるという意味になります。
水道システムが発達する以前、井戸が人々の暮らしを支えていました。
綺麗な水はペストなどの疫病からも人々を守ってくれたとして、感謝の気持ちを表す為に井戸を飾ったのが起源で、今もこうして井戸を祀るお祭りをする村や街が点在しています。
その歴史はローマ時代やケルトの民の文化にまで遡ると言われていますが、定かではありません。
世代を超えて、その村や街に住む人々に継承されてきた大事なお祭りです。
写真は昨年、お客様をティシントン村にご案内した際のものです。
葉っぱ、花、蕾、こけ、そしてコーヒー豆等の自然の素材のみで作るという作業も体験していただく事ができて、とても喜んで頂けましたので、私もとっても嬉しかったです。
こちらはキンダーガーテン(幼稚園)の皆さんが装飾した井戸です。
グラッファロー等で大人気の英国の絵本作家ジュリア・ドナルドソンの作品のオマージュ。
こちらは村はずれの井戸です。
そばに近づくと、素材がだんだん見えてきて、その細かさに目を奪われます。
みんなで知恵と力を合わせての共同作業なのです。
ティシントン村はこの他にも世にも可愛らしいスイーツショップ(日本の雑誌、RSVP誌にも掲載されました)であるエドワード&ヴィンテージというお店もありますし、貴族の館ティシントンホールも時々ガーデンを一般公開しています。
その貴族が経営するティールームもあり、とっても可愛らしい村として地元でも人気の訪問先です。
貸し自転車のあるサイクリングロードもありますので、半日かけてサイクリングで村を巡るなんていうのも楽しそうですね1
今年のティシントン村 ウェルドレッシングの日程は 5月9日から12日までの4日間です。
お勧めはブレッシング等(神父さんによる祈祷など)のセレモニーがすでに終了した二日目ですが、四日目になるとお花や蕾の元気がなくなっちゃう事もありますので、二日目か三日目がベストです。
ピークディストリクト内のその他の場所での日程はこちらのウェブサイトでご覧になれます(英語です)。
これからどんどん美しい季節になりますので、イギリスにいらっしゃる際はちょっぴり足を伸ばして、是非ピークディストリクトにもいらして下さいね!
マンチェスター空港からバクストンまでの直行バスも出ていますし、ロンドンからでしたら列車でダービーまで来られます。
ストークオントレント駅にてお迎え、窯元巡りを楽しんだ後にピークディストリクトへ移動して田園風景とイギリスの田舎町、貴族の館巡りを楽しむというルートも人気です。
チャーターツアーではお客様の「ここに行きたい!」「これをみたい!」を時間の限り、叶える旅を楽しんでいただいています。
皆様の笑顔で私も嬉しくなりますので、是非是非、皆様のお越しをお待ちしています。
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