一泊二日、ストーク オン トレント窯元巡りとチャッツワースへの旅
皆様おはようございます&今晩は。
イギリスはもうすっかり秋の気配です。
先日ご訪問して下さった、神戸のエレガントなサロンの素敵なマダム、ミセス吉田の旅を皆様にもご紹介致します。
(本物の英国アンティークで設えられた、素敵なサロンのホームページはこちらです。)
1日目
列車移動はロンドンから。
8:20 ロンドン ユーストン駅 出発
(乗車時間 1時間28分)
9:48 ストーク オン トレント駅 到着
わたくしはストーク オン トレント駅にてお待ちしておりました。
駅まえにそびえ立つ、ジョサイア ウェッジウッド氏の銅像と記念撮影をして、さあ参りましょう。
10:00 ポートメイリオン社 ファクトリーアウトレットショップへ
こちらはポートメイリオン社の製品以外にも、ロイヤル ウースター、スポードなどの商品が並びます。
日本でも人気の高いコンラン卿の娘さん、ソフィー コンランのデザインした食器や、壁紙で有名なサンダーソンのデザインを模したテーブルマット、コースターやウィリアム モリスの壁紙デザインを使用したアイテムなどが所狭しと並びます。
他にも、様々なキッチン用品なども扱っておりますので、ベイキングやクッキングのお好きな方は是非いらっしゃってみてくださいね。
こちらはストーク オン トレントでも唯一、写真撮影禁止の窯元ですのでお気をつけ下さいね。
というわけで、店内写真はありませんが、ウェブサイトはこちらでご覧になれます。
10:25 ポートメイリオン社 出発
移動時間 5分
10:30 スポードワークス 到着
ウェブサイトはこちら
18世紀から2008年まで続いたスポード社の工場跡地に出来たヴィジターセンター
スポード社は1770年代にジョサイア スポード氏により創設され、2008年にその歴史を閉じました。
そして2012年に、元従業員や経営陣達によりその跡地に新しい息吹が吹き込まれ、スポードワークスという名前になってミュージアム・ショップとして再びその門を開けたのです。
スポード窯の閉鎖時に大量にあった在庫の商品達を少しづつショップに出して販売して居ます。ですが基本はもう既に1点ものとなっているものが多いので、こちらでお気に召したものはすぐにお求めになる事をお勧めしています。
事前にこちらのアーティストのシニーさんにお願いして、マダム吉田の為に特別に待機していて下さって居ましたので、ドアを開けると、すぐにシニーさんの人懐っこい笑顔がお出迎えしてくださいました。
素晴らしい歓待です。
ひとしきりご挨拶をした後、ショップの見学、そしてシニーさんによる素晴らしい銅板プリントのデモンストレーションと説明を頂きました。
ジョサイア スポード氏が発明した銅板印刷の技術と機械を大事に保存しているスポードワークス。
とても興味深いひと時をお過ごし頂けたと思います。
11:30 スポードワークスを後にします。
(車移動 約20分)
今度はウェッジウッドの総本山ともいえる、ワールドオブウェッジウッドへ。
(フラッグショップのディスプレイは必見です)
11:50 ワールド オブ ウェッジウッド 到着
こちらの施設ではアフタヌーンティー、ファクトリー見学ツアー、ショップ見学、ミュージアム見学、ミュージアムショップにてのお買い物をお楽しみ頂きました。
(もちろん食器は全てウェッジウッド、優雅なアフタヌーンティー)
(スコーンはガシガシした感じでちょっとカントリー風でした。もちろん、クロテッドクリーム付き。美味しい!)
(ケーキはジンジャーケーキとブラウニー、そしてゼリーはお茶が入ったゼリーで軽い食感)
(アフタヌーンティーの下段はサンドイッチではなく、オープンサンド。斬新でしたが、パンが少ない分、お腹が苦しくなりすぎず、快適でした)
14:30 ワールド オブ ウェッジウッド 出発
車移動 35分ほどで、ミドルポートポッタリー 到着
こちらではバーレイ社のファクトリーショップ、フラッグショップ(正規品のお店)、そして運河沿いを軽く歩きながらのサイトのご説明をいたします。
ファクトリーツアーは地元大学に貸切という日に当たってしまい、残念ながら予約不可能でした。
が、なんと、16時にとっても素敵なマスター クラフターに会う約束が待っていました。
マダムがストーク オン トレントにいらっしゃると伺った時にメールで色々とご案内し、ご希望を伺っておきましたので、マスタークラフターにも事前にお願いして待機して頂いていました。
数分間、マスター クラフターの素晴らしい手技を堪能して頂きます。
ご覧ください、この小さな二つのボトル達をあっという間にろくろで作ってくださいました。
マスター クラフターはウェッジウッドにて約30年間、クラフターとして働いたという素晴らしい匠です。
素晴らしいその経歴と裏腹に(?)、その風貌は「くまちゃん」。
私も、出会った瞬間に「あ、テディベアが人間になったみたい」と思いました。笑顔がとっても愛らしいマスター クラフターはなんと「日本大好き!」なお方。
ちょっと信じられないくらい、日本の食べ物に詳しいのです。
地名をいうと即座にその地の名物を挙げる匠。
「日本に行きたいよー」と仰るその姿に、なんだか嬉しくなっちゃう私達でした。
なぜそんなに日本に詳しいかというと、ウェッジウッド時代に日本に何度も出張で行ってはデモンストレーションをなさっていたそう。
そこで出会った日本の人達、そして食べ物の美味しさに魅せられてしまったのだそう。
日本に行く機会があったら嬉しいなあとおっしゃっていました。
マスタークラフターとマダムはお互いにニコニコとお話を楽しみ、そばで見ている私も感無量です。
(マスター クラフター、まるでクマの耳がある様な写真が撮れました?)
笑顔が素敵なお二人。
この出会いが、今後も交流として続きますように。
マスター クラフターのウェブサイトはこちらでご覧になれます。
たっぷり堪能頂いた後は、この日ご宿泊のホテルまでご案内致します。
この日のホテルは、ウェッジウッド一族が建て、長い間所持していたというThe Upper House(クリックするとホームページに飛びます)。
ストーク オン トレントの窯元巡りの旅には最適ですね。
さて、明日に備えて、ごゆっくりお過ごしくださいませ〜。
*******ちょっと 話題が変わります*******
この日、ワールド オブ ウェッジウッドでのアフタヌーンティーの料金から、チャリティーに募金して頂きました。
当日、わたくしがアフタヌーンティーの全額をお支払いして、その料金内なら幾らでも良いので、日本にお戻りになってから(期限はありません)、ご希望のチャリティー団体にお支払いいただくという形で、お願いしています。
快く了解して頂き、大変ありがたく思っています。
チャリティーつながりですが、先月の銀座におけるポップアップショップの利益金の一部を日本赤十字社に募金させて頂きました。
日本赤十字社では募金の用途、例えばどの災害にするか、が選べるのですね。
悩み抜いた挙句、赤十字社としての活動全体に対する募金という事で落ち着きました。
今後も、こうして協力していけたらと思っています。
微力ながらもこうして協力できた事、そしてこうして協力した事を皆さまにご報告する事で募金への敷居が下がったり、リマインドできる事はいみがある事だと思っています。
いや、あれば良いなあと言いますか。
赤十字社では2000円から募金を受け付けているそうです。災害の多かった今年、たとえ2000円でもどこかの誰かのお役に立てる事でしょう。
日本赤十字社のホームページはこちらから
*****本題に戻ります*****
マダムの旅の二日目は、トイレの歴史、そしてモクモクスモーク、日本語のビデオとチャッツワース!とまた盛り沢山になっています。
早めに第二弾を書きますので、ご期待くださいませ。
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